更年期障害に対する漢方薬への効果は

更年期障害の改善策でもよく聞かれる漢方薬。実際に服用した人たちの声を集めました。どんな人に効果があるのでしょうか?

漢方薬で更年期障害対策をした体験談

  • ホットフラッシュが特にひどかったのですが、服用しはじめて2週間ほどで治まってきました。2か月後にはほとんどなくなり、体の疲れも軽く、仕事にも集中できるようになりました。(40代)
  • 最初に処方された漢方薬はあまりあっていなかったようで、なかなか効果が感じられませんでした。そこで別の漢方に変えたら改善がみられるようになりました。体質によって違うんだと実感。(40代)
  • 漢方薬を飲み始めて少し気持ちが楽になりました。でも、ちょっと味がまずくて飲みにくいのが難点。(50代)

漢方薬は更年期障害を改善するのに適した薬といわれています。特に当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や加味逍遙散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸料(けいしぶくりょうがんりょう)、温清飲(うんせいいん)、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などは、更年期障害に効くといわれています。

更年期に悩む人要チェック!漢方薬のメリット・デメリット

西洋医学の薬に比べて効き目は緩やかですが、毎日服用することでその効果を実感することができます。症状を見て原因を探り出し、もともと人が備えている治癒力を回復させ、衰えた機能を回復させていくのに適した漢方薬を処方していきます。漢方薬は複数の症状を同時に和らげることができるので、いくつもの症状に悩まされる更年期障害には最適なのです。

ただ、漢方薬は体質によって合う合わないとあり、前者によっては効果が全くでないこともあるのです。ですから、最初は様子を見ながら飲用し、なかなか改善が見られないようであれば、医師と相談して別の漢方薬を処方してもらうのがいいでしょう。

また、漢エキスや粉末タイプの漢方薬は水や白湯で、煎じ薬は土瓶などで煮詰めてから服用します。飲用する時間も食前や食間となり、漢方薬の種類や組み合わせによって服用方法が違うので、処方された際には要確認です。

漢方薬はちょっと癖があるものが多く、飲用方法も面倒に感じるところもあります。飲みにくいとストレスに感じることもありますので、そうした場合は無理に漢方薬を飲むのではなく、手軽に服用できるサプリメントなどしてみても良いですね。

ホルモン療法と併用されるケースも

ホルモン療法は、ホットフラッシュや異常発汗などの血管運動系の症状に大きな効果を発揮することが分かっていますが、疲労感や倦怠感、めまいや頭痛、不眠など、更年期障害の不定愁訴と言われる症状すべてに効果があるとは言えません。

それらの多様な症状の緩和を目的に、多くの病院ではホルモン療法と併用して、漢方薬による治療を行います。漢方薬は副作用の心配が少なく、長期間の治療に適していますから、症状が長引く更年期障害のような疾患にはピッタリの治療法です。

漢方の考え方では、西洋医学のような対症療法とは違い、患者さんの体全体の状態を把握し、バランスを整えていくことによって不調を消していくという方法を取ります。血、気、水の流れやエネルギーの状態をバランスよく整えるよう、患者さんの体調に合わせた生薬を組み合わせて処方し、体質改善を促すことで体全体のレベルアップを図るのです。

更年期障害の症状は人それぞれですから、個人の症状に合った治療ができるという点でも、漢方による治療は理に適っていると言えます。

漢方薬とは?

漢方薬とは、西洋医学でいう「薬」とは異なり、自然・天然由来の生薬を中心とした成分で構成されている薬です。 1000年以上も前に中国の「伝統医学」として用いられており、日本にも飛鳥時代にもたらされました。その後、日本語の医学書の編纂と漢方治療の日本化を経て、今日の伝統医学へと進化しています

自然由来の有効成分

西洋医学の薬は人工的であり、強い効果が期待できます。しかし東洋医学でいう漢方薬は、配合されている成分が自然界に存在するさまざまな植物や実などであり、使用者との相性も関わってくるため、使う人によってさまざまな効果をもたらします。 人工の薬に比べ、負担をかけずに病気をケア・予防したり、「未病」と呼ばれる病気になる前の段階を改善してくれるお薬になります。

有効成分は配合されている根・葉・実・花などそれぞれによるため、配合によってさまざまな効果を得ることができます。 更年期障害の症状のうち、人それぞれ辛いと感じる症状が異なるとしても、自分の症状に合わせて、オリジナルの組み合わせでお薬を調合してもらえます。

漢方薬を使えば、ホットフラッシュやめまいなどの肉体的な症状はもちろん、うつ・不安などの精神的な症状にもアプローチすることができます。 人工の薬では、効果が強い分できることが限られてしまいます。貧血を治す薬は、あくまでも貧血を治すことしかできません。しかし漢方薬なら、貧血を治しながら血の道のめぐりも改善し、抗うつや滋養強壮といった効果も取り入れることができます。

女性の場合、毎月の生理や妊娠・出産などさまざまな体調リズムの変化をきたしますが、中でも大きな揺らぎを生じるものが、閉経の前後に起こるとされる「更年期障害」です。 更年期には精神的な症状から肉体的に実感できる症状まで幅広く、人それぞれ重いと感じる部分が異なります。しかし漢方薬を使えば、このような症状に広く働きかけ、ゆるく症状の度合いを和らげていきます。

症状に合わせて組み合わせましょう

症状が重い場合は婦人科などでの「ホルモン補充療法」が必要となりますが、ホルモン療法には副作用があるため、長期的に続ける場合にはリスクがともないます。 ホルモン補充療法を続けても症状が改善されない場合は、無理のない範囲で漢方薬との併用を行うか、ホルモン補充療法を一度切り上げて、漢方薬による治療に替えるなどの対策もおすすめです。

漢方薬には、更年期の症状はもちろん、それ以外の症状にも適応したものが揃っています。組み合わせは自由ですが、漢方の知識のある専門医を受診するか、薬局などで正しい知識を持つ薬剤師に相談するのがおすすめです。

更年期の女性が経験する「ほてり」「のぼせ」などは、体温だけではなく自律神経の問題も関わっていますが、自律神経を整えるには毎日の生活習慣の改善と、漢方薬での治療の併用、もしくはホルモン補充療法との組み合わせが良いと言われています。 どの方法が合っているかは人それぞれですが、更年期の症状が軽ければ漢方薬での治療も適用できます。薬局へ行けば、錠剤や顆粒タイプの製品が販売されていますから、薬剤師と相談のうえで漢方を始めてみるのもおすすめです。

また、漢方を使ったサプリメントも登場しています。こちらは少し複雑ですが、薬としての漢方薬ではなく、健康食品としての漢方薬になりますので、副作用のリスクがさらに軽くなります。 生薬などを配合したサプリメントなら、気軽に摂取できますし、持ち運びも自由。医薬品を使う時のリスクが少なく、安心して飲み続けられます。

更年期の症状に応じて、ホルモン補充療法以外にもさまざまな方法がありますので、漢方薬やサプリメントを検討してみるのも一つの方法と思います。

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