更年期の代表的な症状のひとつでもある、動悸・息切れ。急に心臓がドキドキし、息がしづらくなると、病気ではないかと不安になることでしょう。
ここでは、更年期障害による胸のドキドキや息切れについて、原因と対策方法を詳しく解説します。
動悸や息切れなどの苦しい症状を克服した、更年期障害の体験談もご紹介しますので、同じお悩みをお持ちの方はぜひチェックしてください。
階段を駆け上がったり、急に激しい運動をすると胸が苦しくなり、上手く呼吸ができなくなることがありますね。年齢を重ねた方は、少しの運動でも息が上がってしまうこともありますし、若い人でも日ごろあまり運動していない方などは、すぐに息切れを起こしてしまいます。
しかし、更年期障害による動悸や息切れは、運動に伴う動悸とは性質が異なるもの。激しい運動などしていなくても、日常生活の中で突如として動悸が起こり、息が思うように吸えなくなったりする事態が発生します。
例えば『就寝中、急に激しい動悸に襲われて目が覚めてしまった…』なんてことも。突然やってくる呼吸困難や動悸は、自分でコントロールできないことなので、とても強い恐怖を味わいますね。
また、それまで経験したこともない症状なので、「心臓の病気なのでは?」と不安に感じてしまう人もいらっしゃるようです。
このような症状が起きる原因も、女性ホルモンの低下による自律神経の乱れにあるようです。
自律神経は、私たちが意識せずに行っている呼吸や心臓の動きなどを、自然にコントロールしています。ところが、女性ホルモンのエストロゲンが減少し、自律神経が正しく働かなくなると、身体の状況とは関係なく心臓の動きが速くなったり、呼吸が乱れてしまうことがあるのです。
これらの動悸や息切れは、更年期が原因で起こる場合、ホットフラッシュやめまいなど、ほかの症状と一緒に現れることが多いようです。
動悸が単独の症状として出ているときや、症状がなかなか改善しないようであれば、心臓疾患や甲状腺の病気などが原因で起きていることも考えられますから、注意しましょう。
動悸や息切れの症状は、精神的な部分との関わりが強く、ストレスが溜まっていたり、緊張や心配が高まっているときに強く出やすい傾向があると言われています。
症状が始まったら、息を吸うことよりも吐くことに意識を集中させて、焦らずゆっくり呼吸を繰り返し気持ちを静めます。鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、お腹をへこませながら口から息を吐く腹式呼吸も効果的です。
また、普段からストレスを溜めないよう、自分なりのリラックス法を見つけておくのも良いですね。ヨガやウォーキングなどの適度な運動、就寝前にアロマテラピーで好きな香りを楽しんだり、毎日ゆっくりお風呂につかる、なんてこともリラックスできる方法のひとつ。
症状がひどい場合は、ホルモン治療などもありますが、副作用が気になる方も多いはず。そんな方は、まずは副作用の心配のないサプリで、ホルモンバランスや自律神経を整えるのもよいでしょう。
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動悸や息切れの症状は精神的な部分との関わりが強く、ストレスが溜まっているときや、緊張感または不安感が高まっているときに出やすい傾向があると言われています。症状が出てしまっても焦らずに対処できるように、対策法を把握しておきましょう。
呼吸が乱れてきたときや動悸が激しいと感じたときは、慌てずにまずは深呼吸をしてみてください。深呼吸はリラックス効果があるため、気分を落ち着かせることができます。このとき、息を吸うことよりも吐くことに意識を集中させましょう。
動悸や息切れ時に効果的なのは腹式呼吸です。鼻からゆっくりと息を吸ってお腹を膨らませ、より時間をかけてゆっくりと口から息を吐き出すのが上手な腹式呼吸のコツ。
外出中でも気軽にできるので、強いストレスを感じた時や動悸・息切れが起きそうだと感じたときはぜひ試してみてくださいね。
自律神経の乱れを整える効果のある「神門(しんもん)」というツボを押すのもおすすめ。神門は小指から直線上、手首の内側にあります。手首と腕の境目であるシワの上にあり、小さなくぼみが目印です。
ゆっくりと呼吸しながら、この神門を5秒ほどゆっくりと押しましょう。痛みを感じる場合はさする程度でも構いません。数分間繰り返すことで、呼吸も落ち着いてきますよ。
アロマオイルを用いたアロマテラピーにも、心を落ち着かせて動悸や息切れを抑える効果が期待できます。オイルをコットンやハンカチに1滴落とし、その香りを吸い込みながらゆっくりと呼吸しましょう。
使用するオイルは、自分が好む香りや気分を落ち着かせる効果があるものが◎。具体的には次のような香りが挙げられます。
症状がひどい場合はホルモン治療を受けることもできますが、副作用が気になる方も多いはず。そんな方は、まずは副作用の心配のないサプリで、ホルモンバランスや自律神経を整えるのもよいでしょう。
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