アロマと更年期障害と聞くと、一見「ほど遠いものじゃないの?」と疑問に思ってしまう方もいるのではないでしょうか。
実は紀元前3,000年から、アロマは病気の治療や予防、ストレス解消などに幅広く使用され続けている補完代替医療(直接的に病気は治せる力は弱いけれど、通常の医療の変わりとなる療法)として活躍しているのです。
このページでは、そんなアロマと更年期障害との関係性についてまとめているため、更年期障害に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
アロマには、心と身体のバランスを整えてくれる効果があります。これは、皮膚や鼻から吸収された香りが、脳にあるさまざまなホルモンの動きをコントロールする下垂体に直接働きかけてくれるから。
更年期障害の中でもイライラや抑うつ状態といった精神的な症状を緩和するのにはおすすめの改善方法です。
アロマの粒子はとても小さいため、体の隅々まで成分が行き届くという特徴があります。各器官を通って自律神経やホルモンに働きかけ、更年期障害の症状を緩和してくれますよ。
更年期障害の症状に効果的だとされているアロマを紹介していきます。日常的にアロマを楽しむことで、更年期障害が起きにくくなるという効果が期待できるので、ぜひアロマ選びの参考にしてください。
アロマ | 香り | 作用 | 効果的な更年期症状 |
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ゼラニウム | ハーブの香りとローズの香りが混ざったフローラルな香り |
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イランイラン | 異国情緒が香るエキゾチックな色っぽい香り |
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サイプレス | ヒノキの香り |
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クラリセージ | ナッツのような甘さがある香り |
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カモミール | 青りんごのような甘い香り |
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ラベンダー | 爽やかなフローラルな香り |
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ローズウッド | スッキリ感のある香り |
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フランキンセンス | りんご系の独特な香り |
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ネロリ | オレンジの花の香り |
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ベルガモット | りんご系の香り |
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ペパーミント | 爽やかな香り |
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レモングラス | 爽やかさのなかに甘さも加わった香り |
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ジャスミン | フローラルな香り |
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ローズマリー | ハーブの香り |
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アロマとひと口に言ってもさまざまな使い方があります。ここでは、香りを楽しみながら、更年期障害の症状を緩和する効果が期待できるアロマの使い方を紹介します。
アロマを使う方法で1番ポピュラーなのが、部屋に香りを充満させる「芳香浴」です。部屋に香りを広げることで、日頃のストレスから解放され、ゆったりとした雰囲気を味わえます。
アロマランプを使って簡単にできるのも特徴の1つです。もしアロマランプが無くてもティッシュやコットンに垂らすだけでOKなので、ぜひ試してみてください。
アロマの粒子は小さく、肌に触れることで血液に取り込まれて体の隅々まで成分が行き届きます。効果によってアロマを使い分けてマッサージすると、アロマ効果を得ながらむくみや便秘、乾燥など、一度でさまざまな効果を期待できますよ。
オイルのべたつきが苦手な人におすすめなのが、アロマオイルを使ったボディクリームです。市販の乾燥クリームとお好みの精油を2滴混ぜるだけですぐにオリジナルボディクリームが完成。そのオリジナルボディクリームを肌に塗ることで、リラックス効果を得るだけではなくボディケアも一緒にしちゃいましょう。保湿効果のあるアロマを使用すれば、乾燥感やシミ・シワの改善も期待できますよ。
アロマオイルは濃厚な液体のため、直接肌に塗ってしまうと炎症を起こしてしまったり、香りが強すぎて頭痛や吐き気を招いてしまったりするケースがあります。そのため、アロマオイルを使用する際は、植物性のオイルやお湯で薄めてから使用するようにしましょう。
アロマにはそれぞれの特性があります。たとえばベルガモットやグレープフルーツのような柑橘系のアロマの場合だと、光毒性をもっているため塗った肌が光に当たるとやけどをしたように皮膚がボロボロになってしまうことも。更年期障害を改善したくて使用したのに、違う症状が増えてしまうと余計にストレスも蓄積されてしまうため、使用したいアロマの特性を知る必要があります。
更年期障害の症状を改善するために、アロマの正しい使い方を守って使用するようにしましょう。
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